Allan Lichtman 2020

1984年から米大統領選の結果をほぼ毎回的中させた「予言教授」が予測する2020年の勝者は?

皆様はワシントンDCにあるアメリカン大学のアラン・リクマン先生(Allan Lichtman)をご存知でしょうか?

リクマン先生は1984年より9回あったアメリカ大統領選挙の結果を8回も的中させたことから “Prediction Professorー予言教授”のニックネームで知られる今最も注目されている政治史学者の一人です。

2012年にヒラリー・クリントン氏が世論調査でも明らかに優位とされ、CNNなどの主要メディアもクリントンの勝利を確定的だと断言していた中でも、リクマン先生はかたくなにトランプ氏が勝つとの予測を最後まで曲げず皆を驚かせました。

日本国内の方を含む様々な専門家がReal Clear Politics.comなどの世論調査の結果、日々何人演説会に人が集まっていたか、候補者の経験、主義主張などを基に色々な予測を立てる一方で、リクマン先生はこれらのもっともらしい要素には全く目もくれず、自身が生み出した“13 Keys to the White House” つまり「13の鍵となる要因」の答えがYESかNOかで勝者を予測すると言うのです。

そしてこのリクマン先生の分析システムではその13の鍵となる要因への答えのうち6以上がNOだと恐らく現職大統領、つまりトランプ大統領が負ける可能性が高くなると判断します。

11月の大統領選に向けネット上にはLichtman2020.comというサイトが開設され2~3か月ごとに「13の鍵となる要因」でトランプ大統領(赤色の象のマークの共和党)が優勢かそれともバイデン氏(青色のDのマークの民主党)が優勢かの予測が更新されているようです。

アラン・リクマン先生が予測に活用する13の要因の詳細と2020年6月1日時点の分析結果は以下の通りです。

1. 政策を実施する権限が強いか?

中間選挙後、米国議会の下院に現職大統領の所属する党の議席が中間選挙前よりより多くあるかで判断します。

NO

2. 党内での指名争いがほとんどないか?

YES

3. 所属している党から現職大統領が出ているか?

YES

4. 強力な第3党の候補者が存在しないか?

YES

5. 短期的な経済指標

選挙キャンペーン期間中に不景気ではないか?

NO

6. 長期的な経済指標

現職大統領の任期中の一世帯当たりの実質経済成長が前2期の平均成長率と同じまたはそれ以上である。

NO

7. 国家の方針に対する現政権の影響力が強いか?

YES

8. 社会不安がないか?

NO

9. 現政権にスキャンダルが無いか?

NO

10. 外交・軍事的失態が無いか?

パールハーバーに攻撃を受けるなどの目立った大きな失態を指す。

YES

11. 外交・軍事的成功があるか?

戦争に勝つなどの派手な成功を指す。

NO

12. 現職大統領はカリスマ性がある国民的ヒーローか?

YES

13. 現職大統領に対抗する候補はカリスマ性がある国民的ヒーローか?

YES

要因1の政策を実施する権限が強いか?がNoになった要因は共和党が2018年の中間選挙で米国議会の下院の議席を失ったことが響いた結果です。

コロナの影響で短期的経済指標(5)にも長期的経済指標(6)にも暗い影がのしかかり社会不安(8)が蔓延しています。

また、ロシア疑惑や弾劾など数々のスキャンダル(9)がありました。

11に関しては金正恩朝鮮労働党委員長と何回か会談を行ったもののこれと言った成果が得られていないことが考えられます。

1月の選挙まであと5か月ばかりになった6月1日時点で上記の図でご覧頂けるようにこの実績のある予測システムの13の要因のうち、6項目がトランプ大統領にとってNOと判断されており、これから政情が刻々と変化するとはいえ、現時点でトランプ大統領の再選はかなり危ないギリギリの状況にあることが見受けられます。

5月26日の虎ノ門ニュースを見て「日本国紀」を書いた小説家で歴史に詳しい百田尚樹先生が日本でのコロナウィルスの緊急事態宣言解除の時期の予測を的中させていることを知りました。

リクマン先生にしても百田先生にしても統計や経済の先生よりこれらの歴史に詳しい先生方が一番予測を的中させていることを目の当たりにして“History repeats itself―歴史は繰り返す”という諺を思い出し歴史から学び歴史を参考にすることの意義について再認識した今日この頃です。

皆様は今年の米大統領選やリクマン先生の予測システムについてどう思われますか?コメントして頂ければ幸いです。

【情報源】

Lichtman 2020.com. (2020, June). 13 key predictions. https://www.lichtman2020.com/keys

Lichtman, A. J. (2012). Predicting the next president: The keys to the White House. Lanham, Maryland: Rowman & Littlefield.

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人への初回投与試験でコロナ・ウィルスのワクチンから安全で速い防御免疫応答が得られることが判明: Lancet に論文が発表される

第1相臨床試験において新しく開発されたワクチンが人間のSARS-CoV-2に対して安全で十分な耐容性を示した防御免疫応答をしたことを報告する論文がLancetに5月22日に発表されました。

Lancetに出版されたこの論文へのリンク

https://www.thelancet.com/action/showPdf?pii=S0140-6736%2820%2931208-3

108名の健康な大人に行われたオープンレーベル試験ではワクチン投与から28日後も問題がないことがわかっています。

最終的な結果はこれから6か月後に行われる評価を見なければわかりませんが、今後いくつかの人への投与試験を経てコロナ・ウィルスを効果的に防げる安全なワクチンが世に出る日が近づいていることが期待できるニュースです。

【情報源】

Zhu FC, Li YH, Guan XH, et al. Safety, tolerability, and immunogenicity of a recombinant adenovirus type-5 vectored COVID-19 vaccine: a dose-escalation, open-label, non-randomised, first-in-human trial. [published online ahead of print May 22, 2020]. Lancet. doi:https://doi.org/10.1016/S01406736(20)31208-3

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Alternatives to significant No.3

Significantを英語論文で使ってはいけないって本当ですか?

Significantには重要な、重大なという “important”と同じような意味合いがありますが、英語論文で “significant”を使う場合は「統計的に有意な」結果が出た時だけに使用を限定した方が良いというのが一般的なルールです。

例えば Clinical Orthopaedics and Related Research投稿規定には ”We generally avoid the terms ‘significant’ and ‘significantly’ in favor of presenting the data and statistics plainly” との記載があります。

これは”significant”や“significantly”の使用は統計的に有意な結果が出た時だけに限定しなさいという指示です。

この規定には統計的に有意な結果が出た時だけにSignificantの使用を限定することで、そうでない結果との混乱を防ぎたいという意図があります。

ですからもし皆様の英語論文内にSignificant をただ単にimportantと同じような「重要な、重大な」という意味合いだけで使用している箇所があった場合はそのSignificantという語を何か他のimportant の同義語(synonym)に置き換えて読者の混乱を防ぐ必要があります。

例えば以下のようにSignificantを使っていらっしゃる場合はSignificantの代わりに何か別の語を考えた方が良いでしょう。

Thus, it is significant to understand the possible effects of XXX.
したがって、XXXの考えられる影響について理解することが重要なのです。

もちろんこの場合significantをimportantに置き換えるのも一案ですが、importantをあまり頻発し過ぎるとimportant そのものの重要性が薄れ、インパクトに欠けた英語論文になってしまう場合もあります。

この部分にどの語を選ぶかで研究の重要性の伝わり方が左右されるのでじっくりと吟味して考えてみましょう。

Significant、またはimportantの代替案としてざっと以下が考えられます。

Noteworthy 注目に値する、顕著な、目立つ
Critical 決定的に重要な
Crucial 極めて重要な、決定的な、必要不可欠の
Imperative 緊急に絶対に必要な
Essential 必要不可欠な、極めて重要な
Indispensable 不可欠な、欠くことの出来ない、絶対必要な
Vital 不可欠な、きわめて重要な
Compelling 注目せずにはいられないほど重要な
Invaluable 計り知れないほど重要な
Influential 影響力の大きい
Meaningful 有意義な
Momentous 将来に大きな影響を与えるほど重要な
Extensive 広範囲に、多方面に渡って影響が大きい
Far-reaching 広く適用できるほど重要な
Paramount 何にも増して重要な

まず、統計的に有意な結果までには至らなかったが、注目すべき点はあることを伝えたい時には注目に値する、顕著な、目立つという意味のnoteworthyが便利です。

It is noteworthy that XXX showed signs of YYY.
XXXがYYYの兆候を見せたことは注目すべきことである。

CriticalやCrucialは何か物事の命運を決定的に左右するほどの重要な決断に繋がるような重要性を示唆したい場合に有用です。

XXX plays a crucial role in the diagnosis.
診断にXXXは(決定的に)重要な役割を果たす。

Imperativeには緊急性があり、何らかの事柄が緊急に絶対必要であるという切羽詰まった緊急性に満ちた重要性を表したい時に使うと効果的です。

Understanding the XXX mechanism is imperative to the development of effective targeted therapies.
XXXの仕組みを理解することは効果的な標的治療の開発に(急を要して)絶対必要である。

Essential、indispensable、vitalも絶対必要であるという意味合いでは同じですが特にindispensableやvitalの場合は無くてはならない、欠くことができない、この事柄がなければ何らかのシステムは機能しない、これがなければ回って行かないというほどの不可欠な重要性を意味します。

XXX is indispensable for YYY production.
YYYの製造にXXXは(欠くことができないほど)重要だ。

一方、Compellingはほぼいつもevidence(証拠)と共に使われ注目せずにはいられないほど重要な証拠を指します。

Our results provide compelling evidence that XXX is YYY.
私たちの結果はXXXがYYYであるということを示す(注目せずにはいられないほど)重要な証拠である。

Invaluableは計り知れないほどの価値がある重要性を表すので皆様の研究結果が今後、一般社会や学術界にどのような影響を与えるかについて最後にDiscussionで言及される時に有用です。

同様にinfluential 影響力の大きい、meaningful 有意義な、momentous 将来に大きな影響を与えるほど重要なもご検討ください。

Our results represent a momentous step toward XXX.
私たちの研究結果はXXXへ向けた(将来に大きな影響を与えるほど)重要な第一歩である。

他にはextensive広範囲に、多方面に渡って影響が大きい、far-reaching 広く適用できるも、研究結果の影響が幅広く色々な分野や地理的に広い範囲に適応される場合などに使うとより的確でインパクトのある締めくくりになり得ます。

Our results have far-reaching consequences for XXX.
 私たちの研究結果は(広範囲に)XXXに重要な結果をもたらす。

最後にどうしてもimportanceという語が使いたい方はparamount importanceを使うと「何にも増して重要だ」という意味になります。

XXX is of paramount importance to YYY.
XXXはYYYに取って(何にも増して)重要だ。

いかがでしたか?ご質問やご不明な点がございましたら以下のコメント欄にコメントして頂けましたら喜んで回答させて頂きます。

また、他にもsignificant または importantの代替案として使える語がございましたらコメントして頂けるとありがたいです。

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科学者たちが研究室でコロナウィルスを撃退する抗体を製造することに成功 Nature Communicationsに論文が発表される

ブルームバーグのネット版に2020年5月5日に科学者たちが研究室でコロナウィルスを撃退する抗体を作り出すことに成功した記事が掲載されました。この研究の詳細は5月4日にNature Communicationsに出版された以下の文献を基に作成されています。

Nature Communicationsに出版されたこの英語論文へのリンク

https://www.nature.com/articles/s41467-020-16256-y.pdf

以下はその記事(Loh, 2020)を和訳し一部解説を加えたものです。

Scientists Create Antibody That Defeats Coronavirus in Lab

科学者たちが研究室でコロナウィルスを撃退する抗体を製造することに成功

Scientists created a monoclonal antibody that can defeat the new coronavirus in the lab, an early but promising step in efforts to find treatments and curb the pandemic’s spread.

科学者たちが研究室で新型コロナウィルスを撃退するのモノクローナル抗体を作り出すことに成功し、パンデミックの勢いに歯止めをかける将来有望な治療法に繋がるのではないかと期待が高まっている。

The experimental antibody has neutralized the virus in cell cultures.

実験抗体は細胞培養でコロナウィルスを中和した。

While that’s early in the drug development process — before animal research and human trials — the antibody may help prevent or treat Covid-19 and related diseases in the future, either alone or in a drug combination, according to a study published Monday in the journal Nature Communications.

2020年5月4日(月)にNature Communicationsに出版されたこの研究によるとこの抗体はCovid-19やそれに関連したウィルスを単独であるいは他の薬との組み合わせにより防いだり治療したりすることに役立つかもしれないことが示唆された。もちろんこの研究は新薬開発の初期段階の過程のひとつで実際にこの抗体が臨床に活用されるまでには動物実験を経て人間での治験が必要になる。

More research is needed to see whether the findings are confirmed in a clinical setting and how precisely the antibody defeats the virus, Berend-Jan Bosch of Utrecht University in the Netherlands and colleagues wrote in the paper.

この研究の著者であるユトレヒト大学の ベーレント・ジャン・ボッシュ氏らはまだこの抗体が実際どのようにコロナウィルスを撃退するのかについてのより多くの知見が必要であり、実際にこの抗体が臨床の現場でコロナウィルスが撃退できるかについて確認されなければならないことを述べている。

The antibody known as 47D11 targets the spike protein that gives the new coronavirus a crown-like shape and lets it enter human cells.

新型コロナウィルスを王冠のような形に変形させ人間に伝染させることに貢献するスパイクたんぱく質をこの抗体47D11は標的とする。

In the Utrecht experiments, it didn’t just defeat the virus responsible for Covid-19 but also a cousin equipped with similar spike proteins, which causes Severe Acute Respiratory Syndrome, or SARS.

このユトレヒト大学で行われた実験で抗体47D11はCovid-19ウィルスそのものを撃退したのではなくCovid-19ウィルスと同じウィルスの一群に属するSARS(重症急性呼吸器症候群)を引き起こす同種のスパイクたんぱく質を撃退したのである。

Monoclonal antibodies are lab-created proteins that resemble naturally occurring versions the body raises to fight off bacteria and viruses.

モノクローナル抗体とは人間が細菌やウィルスを克服するため自然に発生する抗体に似通った研究室で作られるたんぱく質のことを指す。

Highly potent, they target exactly one site on a virus.

モノクローナル抗体は極めて強力でウィルスのひとつの部位を標的にする。

In this case, the scientists used genetically modified mice to produce different antibodies to the spike proteins of coronaviruses.

この研究で科学者たちはコロナウィルスの異なるスパイクたんぱく質を製造するため遺伝子改変マウスを使った。

After a subsequent screening process, 47D11 emerged as showing neutralizing activity.

スクリーニング工程を経て抗体47D11は活性を中和した。

Researchers then reformatted that antibody to create a fully human version, according to the paper.

その後、科学者たちは人間用のバージョンを製造するため抗体を再配列したと文献に記載されている。

“Monoclonal antibodies targeting vulnerable sites on viral surface proteins are increasingly recognized as a promising class of drugs against infectious diseases and have shown therapeutic efficacy for a number of viruses,” Bosch and colleagues wrote.

ボッシュ氏らは「ウィルスの表面上のタンパク質の脆弱部を標的にするモノクローナル抗体は感染症疾患に関連したかなりのウィルスに対して将来有望な薬の一種であると益々承認されるようになって来ている。」と述べた。

Monoclonal antibodies already sparked a treatment revolution in cancer, with medicines such as Merck & Co.’s Keytruda and Roche Holding AG’s Herceptin becoming some of the world’s bestsellers.

実際、モノクローナル抗体製剤は癌の治療において画期的な成果を挙げている。例えばメルク・アンド・カンパニーのキイトルーダやロシュ・ホールディングのハーセプチンは世界で最もよく売れている癌治療薬となっている。

AbbVie Inc.’s blockbuster inflammation treatment Humira is also part of the monoclonal antibody family.

炎症治療に非常によく使われるアッヴィのヒュミラもモノクローナル抗体製剤のひとつである。

Two such antibody therapies show promise against Ebola.

また、二つの抗体療法がエボラウィルス治療に有望であることがわかっている。

Companies such as Regeneron Pharmaceuticals Inc. are also working on possible antibody treatments for the coronavirus.

リジェネロン・ファーマシューティカルズなどの企業もコロナウィルスの治療に役立つかもしれない抗体製剤の開発に取り組んでいる。

【情報源】

Loh T. (2020, May 5). Scientists create antibody that defeats coronavirus in lab [ News article] . Retrieved from https://www.bloomberg.com/news/articles/2020-05-04/scientists-create-antibody-that-defeats-coronavirus-in-lab

Wang, C., Li, W., Drabek, D. et al. A human monoclonal antibody blocking SARS-CoV-2 infection. Nat Commun 11, 2251 (2020). https://doi.org/10.1038/s41467-020-16256-y

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アメリカのZoomへの対処法

3月末ごろからアメリカ各地でZoomを大学やその他の教育機関の講義や授業で使った際に起こった人々を唖然とされるような数々の事件が報告されており、これを受けて3月30日に米国連邦捜査局(Federal Bureau of Investigation; FBI)が特に教育機関に向けて警告を発している記事(情報源参照)をいくつか見つけました。参考にして頂ければ幸いです。

翻訳をまとめるとまず衝撃的なのはカリフォルニア州立大学ロングビーチ校の博士論文公聴会のために40名ほどがZoomを通してネット上に集まっている際にいきなり、男性の下半身があらわにされた画像と共に人種差別的なメッセージが殴り書きされた場面が現れその場が騒然となったそうです(Bondo, 2020)。

また、テキサス大学、南カリフォルニア大学、マサチューセッツ州の2校の高校などでも見知らぬ人物が講義や授業に突然侵入して卑猥な言葉や人種差別的、ヘイト的な発言を発したりポルノ画像を見せるなどの似通った事件が起こっており、これらの衝撃的な出来事指す “Zoom-bombing” (ズーム・ボンビング)=「Zoom爆弾 」という新語が生まれています。

加えてZoomはFacebookの使用者でない登録者のデータをFacebookに無断で共有したことで訴訟されています。

そればかりか米国中央情報局(Central Intelligence Agency; CIA)に30年以上勤務し諜報情報保護に貢献したキャリアでCIAよりメダルを授与され、情報セキュリティ保護戦略に関する数々の著書を書いたことでも知られる情報セキュリティ保護の専門家であるクリストファー・バージェス氏(Christopher Burgess)がCIA、FBIなどの米国政府の機密情報保護機関に就職を希望するプロ専門の職探しサイト、Clearance Jobs.comでZoomで会議や講義を行った際にどのように情報が中国北京のサーバーを介して抜き取られるかについて説明し警告を発しています(Burgess, 2020)。

Zoomから発される情報に中国が関与している確たる証拠は企業が米国証券取引委員会に提出することを義務付けられているSEC Form 10KにZoom自らが「Zoomは1月31日の時点で700人の中国人従業員を動員し主に中国で研究や開発をおこなっている」と記載したことからも明白であることが書かれていました。

バージェス氏の記事によると米政府が情報セキュリティ上問題があると判断しブラックリストに最近追加したアプリケーションの中にはZoom の他にTikTokも含まれていることが報告されています。

加えてトロント大学(University of Toronto) のサイバーセキュリティの専門家、ビル・マーザック研究員(Bill Marczak)や米国国家安全保障機関(The National Security Agency)で以前活躍した研究者であるパットリック・ワードル氏(Patrick Wardle)もZoomの暗号化方式の問題点について指摘しています。

これらを受けてZoomのCEOであるエリック・ユアン氏(Eric Yuan)は自らのブログで暗号化方式をどのように改善したかを述べていますが、その答弁に中国のサーバーを経由する暗号キーがどのように守られるかに関する言及はなく懸念は募るばかりのようです。

特に政府関連の公共機関がZoomを使う事は非常に危険であるとバージェス氏は結論付けており、Zoomの使用をすぐに中止することが勧告されています。

皆様はZoomの使用についてどう思われますか?コメントして頂けると嬉しいです。

【情報源】

Bond, S. (2020, April 3). A must for millions, Zoom has a dark side—and an FBI warning. NPR [ News article] . Retrieved from https://www.npr.org/2020/04/03/826129520/a-must-for-millions-zoom-has-a-dark-side-and-an-fbi-warning

Burgess, C. (2020, April 6). Zoom’s data sailing into China: FBI issues warning of counterintelligence threat [ Daily intelligence news article]. https://news.clearancejobs.com/2020/04/06/zooms-data-sailing-into-china-fbi-issues-warning-of-counterintelligence-threat/

Setera K. (2020, March 30). FBI warns of teleconferencing and online classroom hijacking during COVID-19 pandemic [ Warning ] . Retrieved from https://www.fbi.gov/contact-us/field-offices/boston/news/press-releases/fbi-warns-of-teleconferencing-and-online-classroom-hijacking-during-covid-19-pandemic

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Camtasia promotion No.2

Camtasiaを使ってすぐに簡単に大学講義動画をパワーポイントから作ってGoogle Driveで履修学生と共有しオンライン講義を行う方法

「大学ではコロナの影響でオンライン講義をすることが決定したのですが、
不慣れなこともあり,だいぶ困っている状況です」というお困りの声がありました。

そこで早速、皆様のオンライン講義作成のお困りごとを解決するべく、今日はカムテジアというスクリーン・レコーダー兼ビデオ・エディターを活用して講義動画を作る方法の初心者向けのチュートリアルをさせて頂きたいと思います。

スクリーンレコーダーとはパソコン上の画面を音声と共に録画できるソフトウェアのことです。つまり、スクリーンレコーダーがあればパワーポイントやキーノートなどで作り、現実場面の講義で使用されるご予定だったプレゼンテーションをそのまま使って皆様の声と共に録音し講義動画が制作できるのですぐにオンライン講義用の動画を作ることが出来ます。

もちろん、スカイプなどを使ってオンライン会議的に講義をすることはできますが、ぶっつけ本番で機械を操作しながら大人数を教えるのはなかなか難しいものです。

スクリーンレコーダーを使うと自分のペースでじっくり準備を行い、現実の場面で行う大学の講義とあまり変わらないきちんとしたかたちでオンライン講義が行えます。

講義動画を学生さんに配信した後に質問を受けたり、ディスカッション つまり 話し合いをしたい場合にスカイプなどを使う方が特に初心者にはストレスが少ないはずです。

スクリーンレコーダーは色々出回っていますが、大学での講義をオンラインで行いたいと思っていらっしゃる皆様にはカムテジアというスクリーン・レコーダー兼ビデオ・エディターがお勧めです。どうしてかという理由は主に3つあります。

  • 操作が簡単。機械の操作が苦手な方でもまるでワードで文書を作成しているような感覚で講義動画が作れます。
  • 黒板で書きなぞると同じように、プレゼンテーション上に色々と殴り書きや注釈ができるなど教育関係者を念頭に作られた機能が多い。
  • 音楽を入れたり、アニメーションを追加したりとやみつきになるほど楽しい機能や無料で使える素材が満載。

YouTubeにFree Intro Templateというチャンネルがありますがそれらの動画は皆、Camtasiaで作っているそうです。

Camtasiaは大学講義を作るだけでなく本当にクリエイティブなことも出来ることがわかります。

▼Free Intro Template YouTube チャンネルへのリンク
https://www.youtube.com/channel/UCVtKpBwDb7UonfhcuiKnygg

 以下の動画では実際に現実場面の講義のために皆様がご準備されていたパワーポイント・プレゼンテーションをそのまま活かして現実講義により近いかたちで大学講義動画を簡単に制作し各講座を履修されている学生さんに無料で使えるGoogle Driveを使って配信する方法を紹介しています。

手順の流れは主に以下の通りとなります。

  1. Camtasia(ソフトウェア)の30日間無料試用版のダウンロード
  2. Google Driveへ講座ごとのフォルダの作成
  3. パワーポイント・プレゼンテーションのCamtasiaでの録画
  4. Google Driveでの学生さんとの講義動画の共有

以下のタイムスタンプをクリックするとビデオがお好きな箇所から視聴できます。

1:50 スクリーンレコーダーとは何か?


2:26 ビデオエディターとは何か?


2:40 なぜCamtasiaが大学オンライン講義にお勧めなのか?


4:58 動画上で英文校閲するシーン


6:33 Camtasiaの30日間無料試用版のダウンロード方法


9:45 Camtasiaのスタートガイド


13:12 パワーポイントのアドインツールバーの確認方法


18:42 Google Driveへのフォルダの作成方法


22:14 アドインツールバーからプレゼンテーションの録画を開始する方法


24:17 タスクバーのピンからプレゼンテーションの録画を開始する方法


25:28 Camtasiaでの動画の編集の仕方


31:30 CamtasiaからGoogle Driveへ動画をアップロードする方法

36:59 まとめ

以下の黄緑色の “It’s easy to make tutorials”というバナー広告をクリックするとCamtasiaの30日間無料試用版がダウンロードできます。

いかがでしたか?実際に試してみられた方はご体験をコメントして頂ければ幸いです。

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秘密にしておきたい研究方法について聞かれた時の対処法

国際学会の質疑応答で秘密にしておきたい研究や実験方法などについて聞かれた時はどう対処するべきか?これは対処法がなかなか難しいように思えますが、上手く応えれば逆に皆様の今後の研究から目が離せないことを参加者全員に伝える絶好の機会になります。例えば、以下のような回答はいかがでしょうか?

“Yes, that of course is a million dollar question. We have a proprietary methodology/technique we use to perform this procedure/analysis which we need to patent. As you can understand, this is something we cannot share at this time. Hopefully, you will learn more about it from us in the future when we publish it in detail.”

「今お伺いになられたことはもちろん百万ドルの質問です。私たちはこの手順/分析を行うための特許を取るべき独自の方法/技術を持っています。ご理解頂けるようにこれを私たちが現時点で明かすことはできません。うまくいけば将来的に詳しくこのことについて出版いたしますのでそちらでもっと知ることができるでしょう。」

“Propriety(独自性)”という語を使う事によりこれが皆様の研究室特有のものであることが伝わります。また、”need to patent(特許を取る必要がある)” そして “in the future(将来的に)”と伝えることにより、皆様の研究について相手により注目を引き付けることができます。また、”when we publish it in detail (これから詳細を出版する)”ということにより、学会全体に今後皆様の研究から目が離せないことが伝わります。

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FireShot Capture 228 - Coronavirus COVID-19 (2019-nCoV) - gisanddata.maps.arcgis.com

GitHubで統計データが無料で入手できるジョンホプキンス大学のコロナウィルス感染拡大マップ

アメリカのジョンズホプキンス大学は2019年度にUSニューズ&ワールド・レポート誌の大学医学校ランキングで第二位に選ばれた世界で最も権威ある大学医学校の一つです。

このジョンホプキンス大学の医療安全保障センターのシニア・スカラーで准教授のジェニファー・ヌッゾ博士は2020年2月6日ブルームバーグのインタビュー(以下ビデオ参照)でコロナウィルスに対処する今後のアプローチは感染の拡大を防ぎ重病になったり死亡するリスクが高い人を守るアプローチに切り替えるべきだとの見解を述べました。

また、今回のコロナウィルスの流行をジョンズホプキンス大学の専門家を始めとする多くの専門家がpandemicつまり「世界的流行、感染爆発」と呼んでいることでパニックを起こしている人もいる背景を受け、このインタビューの中でヌッゾ博士はpandemicの意味をわかりやすく説明しています。

このインタビューを見ればpandemicと聞いてパニックを起こしている人は恐らくpandemicという言葉の意味がよくわかっていないと考えられることがわかります。

Pandemicつまり「世界的流行」とは地理的な観点から世界中に広がる可能性があることを表しており、必ずしも病気の深刻さを表しているわけではないことがわかります。疫学的な観点からどれくらい早く広範囲に広がることを表しているということです。

実際、現時点で報告されている症例を基に換算したコロナウィルスによる死亡率は2%程度で、軽い症例が数えられないことなども考慮すると実際には恐らく2%より低いと考えられるからです。

世界的に人口密度が増え、飛行機などの交通手段の発達で36時間もあれば世界中どこでも行けるようになったという要因に加えて、森林の伐採により今まで人々が遭遇しなかったような野生動物に遭遇していることや地球温暖化による気候変動により今までに病原菌が拡がらなかったような場所に病原菌が拡がるようになり、伝染病発生の頻度、発症率共に拡大している研究結果があることも指摘しています。

ジョンホプキンス大学のシステム科学&工学センターはコロナウィルスの世界的流行を受け、世界地域の感染拡大の報告された症例数が日々更新される「コロナウィルス感染拡大世界マップ」をネット上に作成しました。

このマップに載っている死亡者数、感染者数などのデータは世界保健機構(WHO)米国疾病管理予防センター(CDC)欧州疾病予防管理センター(ECDC )また、中国の疾病管理予防センター(CCDC)などから集計されたデータを活用しています。

また、このデータはマップ下部のDownloadable database: GitHub: Here.と書いたところをクリックするとGitHubで統計データがダウンロードできるようになっています。

▼「コロナウィルス感染拡大世界マップ」へのリンク
https://gisanddata.maps.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/bda7594740fd40299423467b48e9ecf6

【情報源】

Bloomberg. (2020, February 6). Johns Hopkins Nuzzo says current approach to coronavirus isn’t working [Video file]. Retrieved from https://www.msn.com/en-gb/money/video/johns-hopkins-nuzzo-says-current-approach-to-coronavirus-isnt-working/vi-BBZJrg6

Gardner L. (2020, January 23). Mapping 2019-nCoV [Blog post]. Retrieved from https://systems.jhu.edu/research/public-health/ncov/

John Hopkins CSSE (2020, February 7). Coronavirus 2019-nCoV global cases [Webpage]. Retrieved from https://gisanddata.maps.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/bda7594740fd40299423467b48e9ecf6

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コロナウィルスに侵された武漢に中国の生物戦プログラムと関連した二つの研究所の存在が…

世界で蔓延している致命的な動物ウィルスは中国の秘密生物兵器プログラムと関連した武漢の研究所から発生した可能性があることをイスラエルの生物兵器の専門家が指摘している記事が1982年創刊のアメリカの保守系日刊紙であるワシントン・タイムズのネット版に2020年1月24日に掲載され世界中で物議をかもしています。以下はその記事(情報源参照: Gertz, 2020)を和訳し一部解説を加えたものです。

Virology institute there has China’s only secure lab for studying deadly viruses

武漢にあるウィルス研究所は致命的なウィルスを研究する安全性が中国で認められた唯一の施設である。

Radio Free Asia this week rebroadcast a local Wuhan television report from 2015 showing China’s most advanced virus research laboratory known the Wuhan Institute of Virology, Radio Free Asia reported. The laboratory is the only declared site in China capable of working with deadly viruses.

1994年にアメリカ合衆国議会が立法した「国際放送法」に基づき、1996年に米国議会の出資によって設立された短波ラジオ放送局であるラジオ・フリー・アジアは2015年に放送された中国で最新鋭のウィルス研究所である武漢ウィルス研究所を武漢の地方局が紹介している様子を今週再放送した。この研究所は中国で公表されている唯一の致命的なウィルスを研究できる設備を備えた場所である。

Dany Shoham, a former Israeli military intelligence officer who has studied Chinese bio warfare, said the institute is linked to Beijin’s covert biological weapons program.

イスラエルの元軍事諜報員で中国の生物兵器について調査した経験のあるダニー・ショーハム氏は武漢ウィルス研究所は北京の秘密生物兵器プログラムと関連があると述べた。

“Certain laboratories in the institute have probably been engaged, in terms of research and development, in Chinese biological weapons at least collaterally, yet not as a principal facility of the Chinese Biological Weapon alignment,” Mr.Shoham told The Washington Times.

「研究所内のある特定の実験室はまだ、中国の主たる生物兵器研究の拠点として提携にまでは至っていないと考えられるが生物兵器の研究と開発に少なくとも並行して従事していると考えられる。」とショーハム氏はワシントン・タイムズに語った。

Work on biological weapons is conducted as a part of a dual civilian-military research and is “definitely covert,” he said in an e-mail.

軍と民間の共同研究として行われているこの生物兵器に関する研究と開発は「明らかに秘密」であるとショーハム氏はEメールで回答した。

Mr.Shoham holds a doctorate in medical microbiology. From 1970 to 1991 he was a senior analyst with Israeli military intelligence for biological and chemical warfare in the Middle East and worldwide, holding the rank of lieutenant colonel.

ショーハム氏は医学微生物学の博士号を取得しており、1970年から1991年の間には中東に限らず世界中で生物化学兵器に関する高度な分析を行うイスラエル軍諜報部の上級分析員を務め中佐の位を与えられていた人物である。

China in the past has denied having any offensive biological weapons. The State Department, in a report last year, said it suspects China has engaged in covert biological warfare work.

今まで中国は凶器になるような生物兵器の所有を否定し続けて来た。しかし、米国国務省の昨年の報告書には中国が生物兵器開発に携わっている疑いがあるという記載がある。

A Chinese Embassy spokesman did not return an e-mail seeking comment.

中国大使館の代表者にコメントを求めるEメールをワシントン・タイムズは求めたが、返答は得られなかった。

Chinese authorities so far have said the origin of the coronavirus that has killed scores and infected hundreds in in central Hubei Province is not known.

中国湖北省中部で多くの人々を犠牲にし、何百人もの感染者を出したコロナウィルスの出どころについて中国の権力者は今のところわからないと述べている。

Gao Fu, director of the Chinese Center for Disease Control and Prevention, told state-controlled media initial signs as of Thursday indicated the virus originated from wild animals sold at a seafood market in Wuhan.

中国疾病対策・予防センターのセンター長であるガオ・フーは中国当局によって統制されているメディアに木曜日の時点で武漢の海鮮市場で売られいる野生動物からウィルスが発生したと述べた。

One ominous sign, said a U.S. official, is that false rumors since the outbreak began several weeks ago have begun circulating on the Chinese Internet claiming the virus is part of a U.S. conspiracy to spread germ weapons.

米国政府関係者はこの件で不気味な兆候のひとつは数週間前から中国のネット上で拡散しているうわさで今回のコロナウィルス流行は細菌兵器をまき散らそうという米国の陰謀によって引き起こされたと騒がれていることだと言及している。

That could indicate China is preparing propaganda outlets to counter future charges the new virus escaped from one of Wuhan’s civilian or defense research laboratories.

これは中国が新型ウィルスは武漢の民間または軍の研究所から漏れたという今後の非難に対抗するためプロパガンダ(国家が組織的に行う主義・教義などの宣伝)を準備していることを示しているかも知れない。

The World Health Organization is calling the microbe novel coronavirus 2019-nCoV. At a meeting in Geneva Thursday, the organization stopped short of declaring a Public Health Emergency of International Concern.

世界保健機関(WHO)は病原菌を新型コロナウィルス2019-nCoVと名付けた。ジュネーブで木曜日に行われた会議でWHOは国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態を宣言するまでには至らなかった。

The virus outbreak causes pneumonia-like symptoms and prompted China to deploy military forces to Wuhan this week in a bid to halt the spread. All travel out of the city of 11 million people was halted.

突然のウィルスの発生は肺炎に似た症状を起こす。このような症状は中国に感染の拡大を阻止するため武漢に今週、軍を派遣するように駆り立てた。そして1100万人が武漢から離れることを阻止された。

The Wuhan institute has studied coronaviruses in the past, including the strain that causes Severe Acute Respiratory Syndrome, or SARS, H5N1 influenza virus, Japanese encephalitis, and dengue. Researchers at the institute also studied the germ that causes anthrax—a biological agent once developed in Russia.

武漢ウィルス研究所は過去にもコロナウィルスについて研究しており、これらは重症急性呼吸器症候群(SARS)、H5N1インフルエンザウィルス、日本脳炎、デング熱がコロナウィルスに引き起こす負担を含む。また、かつてロシアで開発された生物学的製剤である炭疽病を引き起こす細菌についても研究している。

“Coronaviruses (particularly SARS) have been studied in the institute and are probably held therein,” he said. “SARS is included within the Chinese BW program, at large, and is dealt with in several pertinent facilities.”

コロナウィルス、中でもSARSは武漢ウィルス研究所で研究され恐らくそのまま所内で保管されているだろう。SARSは中国の生物兵器プログラムに全体的に含まれており、いくつかの適切な施設で扱われていると考えられる。

It is not known if the institute’s array of coronaviruses are specifically included in biological weapons program but it is possible, he said.

武漢ウィルス研究所の一連のコロナウィルスが中国の生物兵器プログラムに具体的に含まれているかは定かではないが、その可能性はあるとショーハム氏は述べた。

Asked if the new coronavirus may have leaked, Mr.Shoham said: “In principle, outward virus infiltration might take place either as leakage or as an indoor unnoticed infection of a person that normally went out of the concerned facility. This could have been the case with the Wuhan Institute of Virology, but so far there isn’t evidence or indication of such incident.

「コロナウィルスは武漢ウィルス研究所から漏れたのか?」という質問に対してショーハム氏は「原則として外部からのウィルスの浸潤は施設から漏れるか、知らない間に室内で感染した人が施設から普通に出た時に起こる二つの経路が考えられるが、今のところ武漢ウィルス研究所で同様の事態があったという証拠や兆候はまだない。」と述べた。

After researchers sequence the genome of the new coronavirus it might be possible to determine or suggest its origin or source.

研究者たちが新型コロナウィルスのゲノム配列を行えばウィルスの発生源やその背景を特定したり提案したりすることが可能になるだろう。

Mr.Shoham, now with the Begin-Sadat Center for Strategic Studies at Bar llan University in Israel, said the virology institute is the only declared site in China known as P4 for Pathogen Level 4, a status indicating it uses the strictest safety standards to prevent the spread of the most dangerous and exotic microbes being studies.

ショーハム氏は現在イスラエルのバル・イラン大学のビギン・サダット戦略研究センターに所属している。ショーハム氏によると武漢ウィルス研究所は病原体レベル4を表すP4レベルの最も危険で特殊な病原菌の感染を防ぐだけの厳格な安全基準を備えていると公表された唯一の研究施設であると述べた。

The former Israeli military intelligence doctor also said suspicions were raised about the Wuhan Institute of Virology when a group of Chinese virologists working in Canada improperly sent samples to China of what he said were some of the deadliest viruses on earth, including the Ebola virus.

元イスラエル軍諜報部の医師は以前、中国のウィルス学者のグループがカナダから不適切な手段でエボラウィルスを含む世界で最も恐ろしいウィルスのサンプルを中国に送った際に武漢ウィルス研究所に関する疑惑が鮮明になったと述べている。

In a July article in the Journal of the Institute for Defense Studies and Analyses, Mr.Shoham said the Wuhan institute was one of four Chinese laboratories engaged in some aspects of the biological weapons development.

国防分析研究所が発行するジャーナル(the Journal of the Institute for Defense Studies and Analyses)に7月に出版された文献でショーハム氏は武漢ウィルス研究所は何らかの生物兵器開発に携わっている中国の4つの施設の内のひとつであると述べている。

He identified the secure Wuhan National Biosafety Laboratory at the institute as engaged in research on the Ebola, Nipah, and Crimean-Congo hemorrhagic fever viruses.

武漢ウィルス研究所内で安全とされる武漢生物安全(バイオセイフティー)実験室でエボラ&二パウィルス、そしてクリミア・コンゴ出血熱の研究がおこなわれていることをショーハム氏が突き止めている。

The Wuhan virology institute is under the Chinese Academy of Sciences. But certain laboratories within it “have linkage with the PLA or BW-related elements within the Chinese defense establishment,” he said.

武漢ウィルス研究所は中国科学院の附属施設だが、研究所内の一部の実験室はホスホリパーゼAや生物兵器に関連した要素を含む中国防衛を強固にするための役割を果たしているとショーハム氏は述べた。

In 1993, China declared a second facility, the Wuhan Institute of Biological Products, as one of eight biological warfare research facilities covered by the Biological Weapons Convention (BWC) which China joined in 1985.

中国は1985年に生物兵器禁止条約に加わり、その条約で見張られる8つの生物兵器研究所の一つとして武漢ウィルス研究所に続く二番目の施設である武漢生物由来物質研究所を発足させた。

The Wuhan Institute of Biological Products is a civilian facility but is linked to the Chinese defense establishment, and has been regarded to be involved in the Chinese BW program, Mr.Shoham said.

武漢生物由来物質研究所は民間の施設ということになっているが、中国防衛を強固にすることを目的に造られ中国の生物兵器プログラムに関与しているとショーハム氏は言っている。

China’s vaccine against SARS is probably produced there.

中国のSARS予防ワクチンも武漢生物由来物質研究所で生産されている。

“This means the SARS virus is held and propagated there, but it is not a new coronavirus, unless the wild type has been modified, which is not known and cannot be speculated at the moment,” he said.

つまりこれは武漢生物由来物質研究所でSARSのウィルスが保管され繁殖されていることを意味しており、野生株ウィルスが修正されていない限り、新型のコロナウィルスとは言えず、現時点で推測は出来ないとも述べている。

The annual State Department report on arms treaty compliance stated last year that China engaged in activities that could support biological warfare.

武器条約のコンプライアンス(追従)が守られているかに関する昨年発行された年刊米国国務省報告書によると中国は生物兵器関連の活動に関与していると書かれている。

“Information indicates that the People’s Republic of China engaged during the reporting period in biological threat,” the report added.

中華人民共和国は生物的脅威の報告期間にも疑わしい活動に携わっていた疑いがある情報があると報告されている。

The biosafety lab is located about 20 miles from the Hunan Seafood Market that reports from China say may have been origin point of the virus.

武漢生物安全(バイオセイフティー)実験室はウィルスの発生地点と言われる湖南省海鮮市場から20マイル(約32キロ)離れた場所にある。

Rutgers University microbiologist Dr.Richard Ebright told Lonodn’s Daily Mail that “at this point there’s no reason to harbor suspicions” the lab may be linked to the virus outbreak.

ラトガース大学の微生物学者であるリチャード・エブライト博士も英国ロンドンで最も古いタブロイド紙であるデイリーメールのインタビューで「現時点で武漢ウィルス研究所がウィルスの発生に関連していると言う疑いを隠す理由はない。」との見解を述べている。

この記事は根拠がないなどとの批判も受けており世界的な論争の焦点となっていますが真相はまだ解明されていません。皆様はどう思われますか?コメントをお待ちしております。

【情報源】

Gertz, B. (2020, January 24). Virus-hit Wuhan has two laboratories linked to Chinese bio-warfare program The Washington Times. Retrieved January 24, 2020 from https://www.washingtontimes.com/news/2020/jan/24/virus-hit-wuhan-has-two-laboratories-linked-chines/?

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Discussion 2

ディスカッション・セクションを書き始める前に自身にじっくり問いかけるべき11の質問

初めて英語論文を執筆される若手の方はディスカッションを書く際に何から始めれば良いか悩まれる方も多いと存じますが、これらの質問にひとつひとつ丁寧に答えて行くだけで自然にディスカッションが完成します。

ベテランの方でもすぐにディスカッション・セクションを書き始めようとするのではなく、以下の質問を自身にじっくりと問いかけ、これらの質問の回答を出来るだけ多く雑記帳にメモしてアイデアを2~3日十分膨らませるひと手間を惜しまないことでディスカッションにグンと差が付きます。

英語論文におけるディスカッションは著者の思考力が最も問われる舞台であるため同じ研究結果が出たとしても着眼点の面白さや洞察の深さそしてアイデアのプレゼンテーション方法により英語論文を活かすも殺すも出来る著者の手腕が最も問われる英語論文の要の部分です。

これは言い換えれば例え仮説が支持されなかったとしても諦めるべきではなく、なぜ仮説が支持されなかったかに関する深い洞察力に溢れる考察をディスカッションで展開することが出来れば採択される可能性を高めることが出来るという事です。

あるいはある特定のジャーナルから残念ながら採択されず、戦略を変えて他のジャーナルに再挑戦される場合ももう一度ディスカッションを検討し直すことにより英語論文全体の印象を改善できる場合もあります。

ご自身が出版されたいターゲット・ジャーナルやご自身の分野のトップ・ジャーナルに出版された英語論文でこれらの質問への回答がどのようプレゼンテーションされているかに関する特徴を調査されることも一案です。

特に質問4、5、8は著者の思考力や発想力が問われ英語論文を活かすも殺すもできる大きな鍵となりますから共著者の方々ともじっくりと話し合い出来るだけアイデアを出しあって(ブレインストーミングして)考えましょう。

質問9にどう応えるかで皆様の研究のインパクトが左右されます。

1. イントロダクションで紹介された研究の目的は?イントロダクションで述べた研究の目的をパラフレーズしてみましょう。

2. 研究の鍵となる結果、新しい発見は?

3. この研究の強みまたは特徴は何だろう?先行研究と違う点、目新しい点、珍しい点は何だろう?

4. 皆様の仮説や想定していたことと鍵となる結果の関係は?予想通りの結果でしたでしょうか?驚きの結果や発見がありましたか?もしそうならなぜそのような驚きの結果や発見が出たのでしょうか?

5. イントロダクションで紹介した先行研究の結果と照らし合わせて皆様の研究の結果は何を表しているのでしょうか?先行研究と同様の結果の場合は何が示唆されているでしょう?あるいは先行研究とは違う結果だった場合は何が示唆されているでしょうか?

6. 皆様の研究の限界は何だったでしょう?どんな素晴らしい研究にもなんらかの限界があります。限界がない研究はありません。少ない症例数、データの収集期間が短かったなど何らかの限界があるはずです。考えられる限界を全てリストしてみましょう。

7. 皆様の研究の結果はどれ位一般化出来るものでしょうか?つまり他の文化、国、地域、対象者、環境などで同じ研究を行った場合、同じ結果が出ることが想定される可能性はどれ位でしょうか?もし一般化出来る可能性が低い研究結果ならばそのことについて読者に警告する必要があるかも知れません。

もし先ほどリストした限界がなかったら違う結果が出ることが想定されますか?もしそうならどうしてそのような結果が想定されるのでしょうか?

9. 皆様の研究結果は皆様の分野の理論、モデル、パラダイムにどのような影響を与えるでしょうか?皆様の研究結果は皆様の分野や一般社会にこれからどのようなプラスの影響を与えることが想定されますか?つまり研究のimplicationsは?

10. 皆様の研究でまだ答えられていない疑問が残っていますか?

11. 次の研究の課題は何でしょうか?皆様の研究結果に積み重ねるかたちで他の研究者は次に何をするべきでしょうか?次に研究を行う他の研究者は皆様と違う何に気を配るべきでしょうか?

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