Gender vs. Sex

被験者の性別について表したい時、GenderとSexのどちらを使うべきですか?

男性、女性という性別を表す時、日本語では「性別」という語しかありませんが、英語ではgenderとsexの両方がありどちらを使うか迷われる方もいらっしゃると思います。

また、中には同じ英語論文の中で時にはgenderと書かれていたりsexと書かれていたりして全く統一されていない英語論文を拝見したこともあります。

こういった場合も英語論文で検討された課題に応じてgenderかsexかどちらかに統一するべきです。

性別を表す時genderを選ぶかsexを選ぶかの基準は実は簡単です。

社会文化的な観点から性別について考えある特定の役割や行動に言及する時はgenderを使い、生物学的な観点から性別を検討した場合はsexを使います。

つまりこの分野の英語論文はgenderでこの分野はsexというようにはっきりと線引きできるわけではなく、英語論文の中で検討された課題の内容により判断されるべきです。

例えば同じ医療系の分野でも遠隔医療システムに関する患者さんの姿勢について検討した研究なら恐らく社会文化的な観点が重要になるのでgender、またホルモンとがん治療の関係について検討した研究なら生物学観点からの検討なのでsexが適切になるでしょう。

Genderを使った場合は必然的に男性、女性を表す時 はMan, Womanを使い、Sexを使った時はMale, Femaleを使うようになります。

ちなみに患者さんの意見、姿勢、見解、感じ方について検討した調査について書かれる場合、単に「意見」Opinionと書かれる方もかなりいらっしゃいますが、恐らくこういった調査に関するほとんどの研究の事例でAttitude (態度、姿勢、考え、意見、心構え)やPerception(物の見方、認識、感じ方)という語を選択された方が適切でしょう。

Opinionという語は単なる「意見」を表す狭い意味の語です。

また、Opinionから発展したOpinionatedという語が「自分の説を曲げないつむじ曲がり」を表す時に使われるだけあり、Opinionには一歩間違うとマイナスな含意があるのです。

一方、Attitudeだとただ単に人が持つはっきりとした意見だけでなくより大きな姿勢や感じ方など漠然とした細かい部分まで検討したことが伝わります。

また、Perceptionは一人一人ある特定の事柄に対する感じ方、捉え方が違うところをしっかりと検討したことを強調したい時に役立つでしょう。

考え方としてはいくつかのPerceptionがAttitudeに発展しそれがある特定の事柄に対するOpinionとして固まるという流れになりますが、ほとんどの意識調査ではまだ、被験者の方が実際にある特定の事柄、例えば遠隔医療に十分な経験を持っていない場合が多くOpinionとして固まっていない場合がほとんどであるからです。

いかがでしたか?ご質問やご不明な点がございましたらコメントして頂ければ喜んで回答させて頂きます。

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