What is an ORCID_ FIN

ORCID iDとは何ですか?

ORCID iDとはOpen Researcher and Contributor IDの略で簡単に言えば、研究業績書と履歴書にリンクした国際学術界標準の研究者の個人デジタルID番号です。

書店やインターネットである特定の書籍を探す際にISBN番号を知っているとその書籍がすぐに特定できますね。

また、英語論文にはDOI (Digital Object Identifier)番号が記載されており、このDOI番号を知っているとインターネットでその英語論文がすぐに特定できます。

同様にORCID番号は研究者である皆様を他の同じような名前の研究者から識別しやすくし、ご自身でメールアドレスを使って登録し情報を追加したり編集できる世界共通の中核的な研究者のデジタル登録簿(レジストリ)用の16桁からなる研究者の個人ID番号です。

現時点でORCIDに約1000万人の世界の研究者が登録しており、英語論文を執筆される皆様は登録されることをお勧めします。

ORCIDは非営利団体で基本的な使用は無料でORCID iDを取得すると皆様が国際的に研究者としてインターネット上で発見・識別され、自身の情報を共有しやすくなり、、ジャーナル投稿の際に毎回所属先などを入力する手間も省けます。

主に以下のような情報をご自身でORCIDレコードに追加し関連付けることができます。

  • 雇用 (今まで所属した雇用主機関のリスト)
  • 教育と資格 (学歴とPh.D.などの資格)
  • Invited Positions and Distinctions(客員教授を務めた経験や受賞歴など)
  • 会員制度とサービス(学会の所属先など)
  • 研究助成(今までに獲得した研究資金)
  • 著作・研究業績 (ジャーナルや書籍の出版、学会発表など)

ご自身の出版実績をいちいち入力されるのが面倒な方はScopus, Figshare, ProQuestなどから自動的に情報をインポートまた、エクスポートすることも出来ます。

例としては Journal of Neuroscienceなどのジャーナル、Springer, Elsevierなどの出版社、国立情報学研究所などが自らのデータベースにORCIDを取り入れています。

そもそもORCIDは研究助成金を寄贈する財団が様々な審査書類をひとつひとつ精査する手間を省くため考案されたと言われています。

そのため、ジャーナル投稿はもちろんより早くスムースな研究助成金の審査、昇進審査、他の機関への転職、共同研究、留学などを検討する時にも重宝するかも知れません。

個人が使う基本的なサービスは無料ですが大学などの組織ぐるみで会員になる選択肢もあり、組織的にパブリックAPI—つまりアカウントを登録していなくても誰でも使用できるAPI (アプリケーション・プログラミング・インターフェースApplication Programming Interface)を使って自分の組織のデータとORCIDのデータを同期化し、自分の組織の学生や研究者の成長の傾向や過程などを調査するなどの活用方法があります。

ベーシック会員の会費は5,150 米ドル、プレミアム会員の会費は組織の規模によって決定されます。詳しくはORCID会員ページをご覧ください。

ちなみに昨年の会計年度に米ドルで20万ドルに利益が満たない機関は75%の割引をベーシック、そしてプレミアム会員として受けることが出来ます。

基本的に人数の少ない小規模の機関はベーシック、大規模の機関はプレミアム、ORCIDの専属スタッフから特別な支援を受けて独自の導入・活用方法を検討したい機関はプレミアム・コンソーシアム会員となるようです。

もっと詳しくORCIDについて知りたい方はORCIDのホームページをご覧ください。

ORCIDの登録方法とORCID iDの使い方については別の記事で紹介します。

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