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アメリカのZoomへの対処法

3月末ごろからアメリカ各地でZoomを大学やその他の教育機関の講義や授業で使った際に起こった人々を唖然とされるような数々の事件が報告されており、これを受けて3月30日に米国連邦捜査局(Federal Bureau of Investigation; FBI)が特に教育機関に向けて警告を発している記事(情報源参照)をいくつか見つけました。参考にして頂ければ幸いです。

翻訳をまとめるとまず衝撃的なのはカリフォルニア州立大学ロングビーチ校の博士論文公聴会のために40名ほどがZoomを通してネット上に集まっている際にいきなり、男性の下半身があらわにされた画像と共に人種差別的なメッセージが殴り書きされた場面が現れその場が騒然となったそうです(Bondo, 2020)。

また、テキサス大学、南カリフォルニア大学、マサチューセッツ州の2校の高校などでも見知らぬ人物が講義や授業に突然侵入して卑猥な言葉や人種差別的、ヘイト的な発言を発したりポルノ画像を見せるなどの似通った事件が起こっており、これらの衝撃的な出来事指す “Zoom-bombing” (ズーム・ボンビング)=「Zoom爆弾 」という新語が生まれています。

加えてZoomはFacebookの使用者でない登録者のデータをFacebookに無断で共有したことで訴訟されています。

そればかりか米国中央情報局(Central Intelligence Agency; CIA)に30年以上勤務し諜報情報保護に貢献したキャリアでCIAよりメダルを授与され、情報セキュリティ保護戦略に関する数々の著書を書いたことでも知られる情報セキュリティ保護の専門家であるクリストファー・バージェス氏(Christopher Burgess)がCIA、FBIなどの米国政府の機密情報保護機関に就職を希望するプロ専門の職探しサイト、Clearance Jobs.comでZoomで会議や講義を行った際にどのように情報が中国北京のサーバーを介して抜き取られるかについて説明し警告を発しています(Burgess, 2020)。

Zoomから発される情報に中国が関与している確たる証拠は企業が米国証券取引委員会に提出することを義務付けられているSEC Form 10KにZoom自らが「Zoomは1月31日の時点で700人の中国人従業員を動員し主に中国で研究や開発をおこなっている」と記載したことからも明白であることが書かれていました。

バージェス氏の記事によると米政府が情報セキュリティ上問題があると判断しブラックリストに最近追加したアプリケーションの中にはZoom の他にTikTokも含まれていることが報告されています。

加えてトロント大学(University of Toronto) のサイバーセキュリティの専門家、ビル・マーザック研究員(Bill Marczak)や米国国家安全保障機関(The National Security Agency)で以前活躍した研究者であるパットリック・ワードル氏(Patrick Wardle)もZoomの暗号化方式の問題点について指摘しています。

これらを受けてZoomのCEOであるエリック・ユアン氏(Eric Yuan)は自らのブログで暗号化方式をどのように改善したかを述べていますが、その答弁に中国のサーバーを経由する暗号キーがどのように守られるかに関する言及はなく懸念は募るばかりのようです。

特に政府関連の公共機関がZoomを使う事は非常に危険であるとバージェス氏は結論付けており、Zoomの使用をすぐに中止することが勧告されています。

皆様はZoomの使用についてどう思われますか?コメントして頂けると嬉しいです。

【情報源】

Bond, S. (2020, April 3). A must for millions, Zoom has a dark side—and an FBI warning. NPR [ News article] . Retrieved from https://www.npr.org/2020/04/03/826129520/a-must-for-millions-zoom-has-a-dark-side-and-an-fbi-warning

Burgess, C. (2020, April 6). Zoom’s data sailing into China: FBI issues warning of counterintelligence threat [ Daily intelligence news article]. https://news.clearancejobs.com/2020/04/06/zooms-data-sailing-into-china-fbi-issues-warning-of-counterintelligence-threat/

Setera K. (2020, March 30). FBI warns of teleconferencing and online classroom hijacking during COVID-19 pandemic [ Warning ] . Retrieved from https://www.fbi.gov/contact-us/field-offices/boston/news/press-releases/fbi-warns-of-teleconferencing-and-online-classroom-hijacking-during-covid-19-pandemic

Camtasia promotion No.2

Camtasiaを使ってすぐに簡単に大学講義動画をパワーポイントから作ってGoogle Driveで履修学生と共有しオンライン講義を行う方法

「大学ではコロナの影響でオンライン講義をすることが決定したのですが、
不慣れなこともあり,だいぶ困っている状況です」というお困りの声がありました。

そこで早速、皆様のオンライン講義作成のお困りごとを解決するべく、今日はカムテジアというスクリーン・レコーダー兼ビデオ・エディターを活用して講義動画を作る方法の初心者向けのチュートリアルをさせて頂きたいと思います。

スクリーンレコーダーとはパソコン上の画面を音声と共に録画できるソフトウェアのことです。つまり、スクリーンレコーダーがあればパワーポイントやキーノートなどで作り、現実場面の講義で使用されるご予定だったプレゼンテーションをそのまま使って皆様の声と共に録音し講義動画が制作できるのですぐにオンライン講義用の動画を作ることが出来ます。

もちろん、スカイプなどを使ってオンライン会議的に講義をすることはできますが、ぶっつけ本番で機械を操作しながら大人数を教えるのはなかなか難しいものです。

スクリーンレコーダーを使うと自分のペースでじっくり準備を行い、現実の場面で行う大学の講義とあまり変わらないきちんとしたかたちでオンライン講義が行えます。

講義動画を学生さんに配信した後に質問を受けたり、ディスカッション つまり 話し合いをしたい場合にスカイプなどを使う方が特に初心者にはストレスが少ないはずです。

スクリーンレコーダーは色々出回っていますが、大学での講義をオンラインで行いたいと思っていらっしゃる皆様にはカムテジアというスクリーン・レコーダー兼ビデオ・エディターがお勧めです。どうしてかという理由は主に3つあります。

YouTubeにFree Intro Templateというチャンネルがありますがそれらの動画は皆、Camtasiaで作っているそうです。

Camtasiaは大学講義を作るだけでなく本当にクリエイティブなことも出来ることがわかります。

▼Free Intro Template YouTube チャンネルへのリンク
https://www.youtube.com/channel/UCVtKpBwDb7UonfhcuiKnygg

 以下の動画では実際に現実場面の講義のために皆様がご準備されていたパワーポイント・プレゼンテーションをそのまま活かして現実講義により近いかたちで大学講義動画を簡単に制作し各講座を履修されている学生さんに無料で使えるGoogle Driveを使って配信する方法を紹介しています。

手順の流れは主に以下の通りとなります。

  1. Camtasia(ソフトウェア)の30日間無料試用版のダウンロード
  2. Google Driveへ講座ごとのフォルダの作成
  3. パワーポイント・プレゼンテーションのCamtasiaでの録画
  4. Google Driveでの学生さんとの講義動画の共有

以下のタイムスタンプをクリックするとビデオがお好きな箇所から視聴できます。

1:50 スクリーンレコーダーとは何か?


2:26 ビデオエディターとは何か?


2:40 なぜCamtasiaが大学オンライン講義にお勧めなのか?


4:58 動画上で英文校閲するシーン


6:33 Camtasiaの30日間無料試用版のダウンロード方法


9:45 Camtasiaのスタートガイド


13:12 パワーポイントのアドインツールバーの確認方法


18:42 Google Driveへのフォルダの作成方法


22:14 アドインツールバーからプレゼンテーションの録画を開始する方法


24:17 タスクバーのピンからプレゼンテーションの録画を開始する方法


25:28 Camtasiaでの動画の編集の仕方


31:30 CamtasiaからGoogle Driveへ動画をアップロードする方法

36:59 まとめ

以下の黄緑色の “It’s easy to make tutorials”というバナー広告をクリックするとCamtasiaの30日間無料試用版がダウンロードできます。

いかがでしたか?実際に試してみられた方はご体験をコメントして頂ければ幸いです。

FireShot Capture 228 - Coronavirus COVID-19 (2019-nCoV) - gisanddata.maps.arcgis.com

GitHubで統計データが無料で入手できるジョンホプキンス大学のコロナウィルス感染拡大マップ

アメリカのジョンズホプキンス大学は2019年度にUSニューズ&ワールド・レポート誌の大学医学校ランキングで第二位に選ばれた世界で最も権威ある大学医学校の一つです。

このジョンホプキンス大学の医療安全保障センターのシニア・スカラーで准教授のジェニファー・ヌッゾ博士は2020年2月6日ブルームバーグのインタビュー(以下ビデオ参照)でコロナウィルスに対処する今後のアプローチは感染の拡大を防ぎ重病になったり死亡するリスクが高い人を守るアプローチに切り替えるべきだとの見解を述べました。

また、今回のコロナウィルスの流行をジョンズホプキンス大学の専門家を始めとする多くの専門家がpandemicつまり「世界的流行、感染爆発」と呼んでいることでパニックを起こしている人もいる背景を受け、このインタビューの中でヌッゾ博士はpandemicの意味をわかりやすく説明しています。

このインタビューを見ればpandemicと聞いてパニックを起こしている人は恐らくpandemicという言葉の意味がよくわかっていないと考えられることがわかります。

Pandemicつまり「世界的流行」とは地理的な観点から世界中に広がる可能性があることを表しており、必ずしも病気の深刻さを表しているわけではないことがわかります。疫学的な観点からどれくらい早く広範囲に広がることを表しているということです。

実際、現時点で報告されている症例を基に換算したコロナウィルスによる死亡率は2%程度で、軽い症例が数えられないことなども考慮すると実際には恐らく2%より低いと考えられるからです。

世界的に人口密度が増え、飛行機などの交通手段の発達で36時間もあれば世界中どこでも行けるようになったという要因に加えて、森林の伐採により今まで人々が遭遇しなかったような野生動物に遭遇していることや地球温暖化による気候変動により今までに病原菌が拡がらなかったような場所に病原菌が拡がるようになり、伝染病発生の頻度、発症率共に拡大している研究結果があることも指摘しています。

ジョンホプキンス大学のシステム科学&工学センターはコロナウィルスの世界的流行を受け、世界地域の感染拡大の報告された症例数が日々更新される「コロナウィルス感染拡大世界マップ」をネット上に作成しました。

このマップに載っている死亡者数、感染者数などのデータは世界保健機構(WHO)米国疾病管理予防センター(CDC)欧州疾病予防管理センター(ECDC )また、中国の疾病管理予防センター(CCDC)などから集計されたデータを活用しています。

また、このデータはマップ下部のDownloadable database: GitHub: Here.と書いたところをクリックするとGitHubで統計データがダウンロードできるようになっています。

▼「コロナウィルス感染拡大世界マップ」へのリンク
https://gisanddata.maps.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/bda7594740fd40299423467b48e9ecf6

【情報源】

Bloomberg. (2020, February 6). Johns Hopkins Nuzzo says current approach to coronavirus isn’t working [Video file]. Retrieved from https://www.msn.com/en-gb/money/video/johns-hopkins-nuzzo-says-current-approach-to-coronavirus-isnt-working/vi-BBZJrg6

Gardner L. (2020, January 23). Mapping 2019-nCoV [Blog post]. Retrieved from https://systems.jhu.edu/research/public-health/ncov/

John Hopkins CSSE (2020, February 7). Coronavirus 2019-nCoV global cases [Webpage]. Retrieved from https://gisanddata.maps.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/bda7594740fd40299423467b48e9ecf6